保育お役立ち情報

保育システムを導入してからの変化

2018.11.30 保育お役立ち情報 , , ,

ぞくぞくと新しい機能を搭載した保育システムが導入され、保育現場のICT化は加速度的に普及していっています。そんな中、保育現場の状況や保護者とのコミュニケーションは具体的にどのように変わっているのでしょうか。
こちらでは保育システムを導入した保育施設の変化をご紹介します。

■出欠連絡
●保育システム導入前
欠席や遅刻などの連絡を事務職員が電話で受け、各クラスの保育士に伝達。
園児の状況は保護者の伝え方や事務職員の共有の仕方によって伝わらない場合も。共有ミスで2度手間になることも。
●保育システム導入後
欠席や遅刻などの連絡はクラスごとに保育士がスマホで確認。
保護者と直接やりとりするので園児の状態を把握でき、記録もされるので共有ミスなし。朝の時間を有効活用できるようになった。

■連絡帳
●保育システム導入前
登園時に受け取り、午睡時間など限られた時間内で手書きし降園時に手渡し。
特に乳児は細かい内容を書き込まなければならないため時間がかかっていた。
保護者からの連絡を見落としたり、サインをし損ねたり、別の園児の連絡帳を誤って渡してしまいトラブルに発展することも。
●保育システム導入後
連絡帳はスマホで入力し、降園前に保護者へ送信。
保護者は保育施設にたどり着く前に今日の出来事や体調がわかるため、保育士と保護者のコミュニケーションが円滑になった。

■緊急連絡
●保育システム導入前
ケガや病気による本人の様子を電話で伝えるが、なかなか保護者に伝わりにくく、認識の相違が起きていた。
説明に時間をとられ、保護者間でのトラブルに発展することも。
急な送迎者の変更の場合、年度始めに登録してもらったファイルを探し確認、それでも難しい場合は保護者に連絡をして確認するので、手間がかかっていた。
●保育システム導入後
ケガや病気による本人の様子は撮影した写真をつけて連絡。
電話で伝わりにくい状況も一目でわかるため、説明時間が短縮され、保護者とのコミュニケーションもスムーズに。
急な送迎者の変更は事前に保育システムに登録された名前と顔写真によって容易に確認ができるよう設定、確認作業に手間をとられずに、変更された送迎者とも話が弾むようになった。
送迎者の急な変更があっても、事前に4人分の名前と顔写真が登録されているので、確認作業が容易になった。

いかがでしょうか。
紙のときより保護者とのコミュニケーションが増えたと感じている保育士が主でした。
紙の方がよい、という保護者もいますが、記録できないという認識をもっているためです。
現在はDVDに記録して提供したり、紙媒体にして提供したりするサービスもあるので、紙がよいという保護者の理解も得られるでしょう。
保育士の手をとる作業を課すより、保育の質があがる方がどの保護者も嬉しいはずです。

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