保育お役立ち情報

企業主導型保育所って?〜メリット〜

2019.5.31 保育お役立ち情報 , , ,

保育士のための転職サイトなどを見ていると、保育施設の種類に「企業主導型保育所」というのをご覧になられたことがあるかと思います。
企業主導型保育所とはどのような保育施設なのでしょうか?
今回は企業主導型保育所の企業側と保護者側のメリットをご紹介します。

■企業側のメリット
●認可施設と同程度の助成が受けられる
規模や自治体にもよりますが、企業主導型保育の場合、認可が保育施設であっても認可施設と同じ程度の助成が受けられます。
認可外の保育施設であるというデメリットは感じさせないので、認可外保育施設と認可施設の大きな境目がなくなっていくことが考えられます。

●離職率の低下
各スタッフの就労状況に合わせて効率よく働いてもらうことができるので、働き手のニーズに対応が可能です。
フルタイムか否かだけでなく幅広い選択肢から選べるので、子育てなどライフスタイルが変わっても長く働けるため、離職率は低下するでしょう。
また、助成制度による福利厚生の充実も期待できるので、スタッフにとって働きやすい環境となり、会社への愛着や貢献の気持ちにつながります。

●地域貢献
社内スタッフの子どもさんだけでなく、地域の子どもさんも利用できるので、地域で子育ての悩みを抱えている方たちを助けることにもなるでしょう。
待機児童問題によって悩んでいた方の選択肢を広げることができ、結果地域貢献につながります。

●共同設置にリスク回避
企業主導型保育では、単独運営だけでなく、他者との共同設置が可能なので、単独経営のリスク回避につながり、運営実現のハードルが下げられます。
いくら社員や地域のためとはいえ、会社の存続を脅かすようなリスクを背負うことは非現実的なので、大きなメリットと言えるでしょう。

■保護者側のメリット
●就労状況に合わせて預けられる
フルタイムで預けることが一般出来でしたが、人それぞれ勤務条件や就労状況は違うもの。
企業主導型保育の場合には、パートタイムの間だけなどで預けられるようになり、就労状況に合わせた託児が可能です。

●通勤に便利な場所に預けられる
自治体による地域などの括りがないため、通勤に便利な場所など子供の送迎に都合の良い場所にある園に預けることができます。
遠方の職場と反対側の託児所へ預けにいく必要がなくなるので、効率よく時間を使えるようになるでしょう。

●認可保育園と同水準の利用料金
費用面で認可保育所を選択したいと考えていらっしゃる方には大きなメリットといえるのが認可保育園と同水準の利用料金です。
就労状況に合わせて預けられることから、認可保育所以上のコストがかかってしまうイメージがありますが、実際には認可保育所と同水準の利用料金で利用できます。

●保育環境が一定基準以上
認可外の保育施設として運営するためには、設備や託児環境は一定基準以上であることが決まっています。
認可外保育施設は施設の質が心配という保護者もいらっしゃるでしょうけれど、安心して預けることができるでしょう。

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