【保育の質向上】ICT活用のための実証実験【幼児向け学習サービス】

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静岡県袋井市と凸版印刷株式会社が、小学校入学へ向けた質の高い保育を実践する保育者スキル向上を目指し、ICTを活用推進する実証実験を実施することになりました。

【保育の質向上】ICT活用のための実証実験【幼児向け学習サービス】

■幼児向け学習サービス「できるーと」
えほんとアプリで学ぶ幼児向け学習サービス「できるーと～かずシリーズ～」を提供している凸版印刷。
東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター「Cedep」と共同開発している園活動記録アプリと「できるーと」のアプリを実証実験で活用します。
この実証実験で、数、量、図形の遊び活動・その効果の検証と子どもたちの非認知能力を効果的に引き出す活動記録の方法を検証。
「思考・表現の基礎となる力」や「学びに向かう力」の育成とICT化による保育の質の向上・保育士のスキル向上を目指します。

■実証実験の概要
●実証内容
・「できるーと」アプリを利用した遊びの実践と業務支援
「できるーと」アプリ、「保育者マニュアル」を試験導入。
園児はタブレットを活用し、数・量・図形への興味関心を育む「遊び」プログラムやグループ活動、発表活動を行います。
そのうえで「できるーと」アプリの有効性と課題を検証。
・「活動記録アプリ」で子どもたちの興味・感心を可視化
日常的にタブレット・「活動記録アプリ」を試験導入。
園児が日々作った物やみつけたもの、できるようになったことなどを記録する活動として取り組みます。
写真や動画、気持ちのスコアで子どもたちが主体的に記録するので、保育士が園児達の様子や心の動きを把握。
日々の活動を振り返ったり、最適な保育環境を整える支援を行う材料になったりと保育環境の質が向上します。
園児の成長に適切なサポートを考え実践できるよう、フィードバックの在り方や活用方法についての検証。

●実証期間：2020年10月～2021年3月まで

●実施園：袋井市立三川幼稚園、浅羽西幼稚園、笠原子ども園

●対象：年長児61名

■今後の目標
袋井市と凸版印刷は、幼稚園・保育園における学びへの継続的なICT利活用を目指し、実施内容・規模の拡大を進め、小学校へ共有。
学校教育でのICT活用促進や個別の環境構築に活用するなど、子どもたちの成長を連続的にサポートする実証活動や環境の提供を進めていくとのことです。