保育お役立ち情報

加配保育士の制度

2019.12.20 保育お役立ち情報 , , ,

加配保育士をご存知ですか?
「加配」の文字通り、保育施設の基準より多く配置される保育士のことです。
障害のある子どもを受け入れている園で使われることの多い加配保育士。
その加配制度実施方法はどうなっているのでしょうか。

自治体によって対応が変わる
各保育施設に保育士の加配をする基準を決めるのは、都道府県や市区町村を中心とした自治体です。
しかし、地方自治体によって加配保育士に対する対応が異なっているのが現状になります。
「障害児保育」を地域の全保育事業所で受け入れている自治体もありますし、公立保育所のみで受け入れているという自治体もあります。
また、加配保育士が認められる場合の基準も自治体によって変わるのです。
加配保育士に興味がある方は特にそのあたりを確認しておきましょう。

保育所・保護者の申請によって加配される
保育士の加配が始まる方法として、保護屋や保育施設からの申請によって加配が始まることが一般的です。
加配保育士を申請する場合、医師の診断書が必要となる場合があります。
こうした診断書をもとに各自治体の基準によって加配が審議され、申請が認められれば実際に保育施設が加配保育士を採用するための補助金が支給されます。こうして加配保育士が保育施設に配置されることになるのです。

障害の程度や環境によって加配が変わる
地方自治体の基準によって変わることはお伝えしましたが、その加配される保育士の人数は、子どもの障害の程度や発達の遅れなどの専門的な基準を通して配置基準を決めていきます。
さまざまな観点から打ち出した基準を総合的に判断した上で、障害のある子ども4人に対して1人の割合で配置したり、子ども1~3人に対して1人の割合で配置したりする場合もあるのです。

保育施設の方針によって配置が変わる
障害を持つ子どもたちに対して加配されることが多い加配保育士ですが、保育施設の方針によっては子どもに対してつきっきりというわけではありません。
障害を持つ子どもがいるクラスに加配保育士が入ることにより、クラス担任の保育士と連携してクラス全体のサポートをするなど幅広い対応をする場合もあります。
加配保育士の子どもたちへの対応は配置された保育施設の方針によって変わるのです。

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