保育お役立ち情報

園長先生次第で保育士も定着する

2022.3.26 保育お役立ち情報 , , ,

保育園や幼稚園などの保育施設で園長先生になると雑務が多くなります。
自然と保育を行うことも少なくなってくるでしょう。
事務仕事が多くなるとどうしても周囲の職員はもちろん保護者とも会話をすることが少なくなります。
会話がないとコミュニケーションを図ることが難しく、園内での困りごとにも気づきにくくなるでしょう。
ICTシステムを導入して保育士の業務軽減をすることも大切ですが、園長先生自身が保育士に感謝されるような立場になっていきたいところです。

会話がないと関係が悪くなる
事務仕事に集中するとどうしても会話することが少なくなります。
しかし、会話がないままだと園長先生自身も保育スタッフもお互いがどのような人か、保育園での働きづらさを感じているかなどわからない状態になってしまいます。
相手の内面がわからない、何を考えているのかわからないと関係は悪くなる一方です。
会話をしてコミュニケーションをとり、関係を良好にしていきましょう。
ふとした時に意識的に会話をすることで保育士の気持ちを浮上させることもできるのです。

普段会話をするからできること

「職場の園長先生の行動に不満を感じたことはありますか?」
保育士70名を対象にアンケート調査を行ったところ、64%が「ある」と回答されました。(※保育士.net調べ)
不満を感じる保育士が多いということは、それだけ保育士として働く上でのモチベーションに園長先生の言動が影響を与えているということがわかります。
では園長先生の言動で感謝されていることとはなんでしょうか。

●コミュニケーションがとりやすい
上記の通り会話は園長先生が保育士に働きかけるコミュニケーションとして必要なことです。
積極的に会話をしてコミュニケーションを取ろうとすることが仕事へのモチベーションへ繋がります。
ストレス過多の保育士の仕事を理解し、「いつも頑張っている」と認めてもらえるだけで承認欲求も満たされ、また頑張ろうと思ってくれます。
密に連絡をしたり、一人ひとりの保育士とコミュニケーションをとって個別に相談をしやすくすることで、退職者も減っていくでしょう。

●働きやすい環境を整えてくれる
保育士の体調を気遣ったり、保育士の家族への気遣いなど配慮することで心身ともに救われ、園長先生のために働きたいと考えてくれる求心力があることも大切です。
そのためには一人ひとりの勤務状況や人間関係、家庭の事情などに配慮した園長先生のサポートが必要でしょう。
職場のトップがフォローをして、常に明るい雰囲気や働きやすい職場環境を作るよう努めていることで保育士も安心して仕事に集中できるようになります。

●保育士を大切に考えてくれる
保護者とのトラブルや運営側とのトラブルが発生した場合、進んで矢面に立ち、自分の考え方をまっすぐに伝えてくれる園長先生は保育士に感謝される傾向にあります。
現場を知らずにでしゃばってかき回すようなことでは困りますが、しっかりと会話をしてコミュニケーションをとり、現場の声を聞いている園長先生であれば可能でしょう。
保育園全体、保育スタッフ全員を俯瞰で見ることができるマネジメント能力も園長先生には必要であることがわかるのではないでしょうか。

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