保育お役立ち情報

ITリテラシーとリスクやトラブル

2020.11.13 保育お役立ち情報 , , , , , , ,

保育施設運営者が身につけておきたいITリテラシー」で、保育施設経営者が最低限身につけておきたい「ITリテラシー」をご紹介しました。
そこで少し触れましたが、保育ICTシステムを活用して業務効率化を図る上で「ITリテラシー」への理解度が低いとどういったリスクやトラブルに繋がるのでしょうか。
考えられるリスクやトラブルをご紹介しましょう。

■十分な理解を
リスクやトラブルを回避するために特に理解しておきたいITリテラシーは、情報セキュリティやコンプライアンスに関するものです。
「保育施設運営者が身につけておきたいITリテラシー」で触れた、「ネットワークリテラシー」になります。
これらのITリテラシーを十分に理解していなければ、施設の信用に関わる問題を招いてしまったり、法的な罰則を科せられたりする可能性もあるのです。
ニュースになっている園のことを、対岸の火事ととらえず、明日は我が身としてしっかり理解しておきましょう。

■炎上の可能性
保育園や幼稚園でもSNSやホームページを運営して、園児を募集したり、園児の様子を伝えたり、お知らせ配信している施設が増えています。
行事や保育の様子など、施設について知ってもらうツールとして便利なSNSやホームページですが、投稿内容には注意をしなければいけません。
保育施設や園児にとって不利益になる内容だったり、他社を不快にさせるないようだったりしないかという客観的な視点が保育施設経営者には求められます。
いつものように載せた行事予定から犯罪につながったり、日常の保育の画像から個人を特定されたりということがあるのです。
顔写真も個人情報。不特定多数の人のから閲覧されるSNSやホームページに掲載へは保護者の許可が必要です。
そういったインターネットを使用する際のモラルへの意識は高くもっておきましょう。

■情報漏えいの可能性
保育ICTシステムを導入する上でパソコンやスマホ、タブレットなどを使用する場合、インターネット上の情報を得るためにさまざまなサイトやアプリケーションを利用することがあるでしょう。
しかし安全性を確認しないまま閲覧やダウンロードをしてしまうとコンピュータウイルスに感染する可能性があります。
ウイルスに感染した場合、個人情報がロックされたり、データが破損したり、個人情報が漏えいすることが考えられるのです。
個人情報のデータを添付したメールが不特定多数に送られてしまう可能性もあります。
そうなると施設内だけでなく、姉妹園や自治体など関係各所の重要な情報漏えいに繋がるかもしれません。
メールやLINE、ツイッターなどであれば、誤配信など人為的ミスもありえます。
ネットワークリテラシーだけでなく、IT機器の取扱いやセキュリティソフトのアップデート、またセキュリティに関する対応についても理解を深める必要があるでしょう。

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