保育お役立ち情報

どのような保育施設にICT化は必要?

2020.4.24 保育お役立ち情報 , ,

保育士の業務軽減のためにさまざまな進化をしているICTシステム。
国や自治体からの支援を受けてICT化を進めている保育施設も増えています。
ではどのような保育施設にICT化は必要なのでしょうか。保育施設の問題点をあげながらご紹介します。

どのような保育施設にICT化は必要?

ICTシステムが必要な保育施設の問題:情報共有がうまくできていない

保育現場において、職員同士の情報共有はとても重要です。
情報共有がうまくできていないと、業務分担に隔たりがうまれたり、職員間の連携がスムーズにできなかったりと問題にもつながります。
仮にある業務に対して、1人の職員しか業務の進捗や作業方法を知らなかった場合、その職員が急に休んだ場合、作業が滞ってしまうのではないでしょうか。
また、その職員が独自の方法で作業していた場合、他の職員が代わりに作業を行ったときにミスが生じる可能性もあります。
そのような職員同士の連携や情報共有ができていない保育施設にはICTシステムの導入が必要でしょう。
システム上で情報を確認することができるため、全職員が同じやり方で情報を共有できます。
ICT化で職員間もスムーズに連携がとれるようになるでしょう。

ICTシステムが必要な保育施設の問題:確認漏れや作業ミスが多い

園児の個人情報や延長保育の時間など、手書きの場合、作業ミスがあると修正に時間が掛かったりデータの確認漏れが起こったりと作業に手間が掛かってしまいます。
個人情報を預かり、事務作業にばかり時間を割けない保育士がデータを素早く性格に管理することは難しいものです。
こういった確認漏れ・作業ミスが多い場合もICTシステムを導入することで作業の手間が激減します。
園児の登園から降園時刻のデータをもとに、保育料の計算を児童で行う、そこに職員の出退勤のデータを紐づけける、適切な職員配置でシフトを作成するといったことがICTシステム上で一元管理できるのです。
ICTシステムの機能によって変わりますが、正確で素早くデータを反映することが可能で、作業ミスや確認漏れがなくなり、修正やダブルチェックといった手間が軽減されます。

ICTシステムが必要な保育施設の問題:職員の離職が多い

離職が多い園の特徴として、業務量が多い、残業が多い、希望の休みが取りづらいといった問題点が挙げられます。
残業につながる、書類作成や保護者対応、保育料管理や請求管理などに業務時間を取られ、休みが取りづらいことにも繋がってきます。
休みが取りづらい、保育の時間を事務作業に奪われてしまうと保育士は疲弊してしまい、離職につながるケースも。
そもそもICTシステムは業務を自動化し、効率的に業務をすすめるための業務支援システム。
離職が多い園の特徴である業務量を削減し、残業を少なくすることに繋がるので、ひいては職員の離職を防ぐことになるでしょう。
ICTシステムの導入で職員の離職が減るのであれば、検討の価値があるのではないでしょうか。

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