保育お役立ち情報

【企業主導型】スムーズに運営するために!監査項目のチェック【監査強化】

2020.7.31 保育お役立ち情報 , , , , , ,

企業主導型保育園の監査が厳しくなりました。助成金の不正な受取が続いているためです。
監査にひっかかると改善指導だけでなく、休業や閉園に追い込まれる可能性もあります。
そうならないためにも普段から監査項目をチェックし、点検・管理を怠らないようにしましょう。

■監査の目が増える新基準
2016年度に始まった国の企業主導型保育事業。
ところが園施設などの整備費をめぐる助成金詐欺事件などが相次ぐことで、審査や指導監査の甘さが露呈しました。
これはまで、指導しても改善がみられない、不正が判明したなどの企業主導型保育園には、助成決定を取り消すという措置がとられています。
しかし2020年8月から始まる新基準では、取り消しに至らない事例であった場合も新しく利用する園児の募集を停止する措置に踏み切れる様にしました。
調査結果を評価する場合、必要に応じて保育士を調査に同行、保育士という専門家を交えることで指導や監査により現場に詳しい目線が入る事になります。
また、監査を行う公益財団法人「児童育成協会」について、2020年4月時点で約140人だった職員を年度末までに約250人に増員する提案を公表しました。
専門家の目と監査職員の目が増えることで、不正がなく、本当に助成を必要とする保育園が円滑に運営できるようになるでしょう。

■監査でチェックされるポイント
企業主導型保育園の園施設と経理に関係する事項に分けられる監査のチェック。
事業の実施者への確認、構造設備、運営事項、関連書類などの項目があります。
調査の数日前には必要な書類の確認や設備の動作確認ををしておきましょう。
●保育士の配置基準を満たしているか
●食事は自園調理できているか
●マニュアルは用意されているか
●保育料や現金収入の管理は適切か
監査内容がまとめられたチェックシートの他、運営側が記入する自主点検表があるので、事前に提出しておきましょう。

■監査対応を怠らない
自社の大きなメリットにつながる企業主導型保育。
最適な運営方法でスムーズに運営するためにも監査に引っかからないようにしましょう。
上記の自主点検表やチェックポイントをおさえて、日頃から点検・管理しておくことが重要です。
監査対応を怠ると改善指導ではすまなくなることを覚えておいてください。
運営元が保育園運営を負担に感じるのであれば、委託業者に依頼するのもスムーズに運営するための一つの手です。

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