保育お役立ち情報

コロナ禍はICTでコミュニケーションを

2022.1.22 保育お役立ち情報 , , , ,

新型コロナウイルスの感染が拡大しています。
家庭内感染がひろがり、保育施設でもクラスターが発生。
10歳未満の子どもたちの感染が増加している状態です。
密を避けられない保育現場ですが、子どもたちの安心安全を守りつつその成長をうながすために一役買ってくれるのがICTシステムです。

コロナ禍におけるコミュニケーションの変化

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、保育現場や行事、年長さんが進学する学校での受け入れなどにも変化が生じています。
運動会や発表会での場所取りがなくなり、保育施設全体で行われていた行事が各クラスごとに行われたり、発表会を保護者がオンライン配信で視聴するなど、保護者にとっては良い意見もあれば不満を感じているという意見もあるでしょう。

行事の中止や規模縮小になる中で、行事に追われることがなくなった保育士に精神的な余裕がうまれたことから子どもたち一人ひとりと落ち着いて向き合うことができていたり、恒例行事のあり方について改めて保育施設内で話し合う機会が持てたりと怪我の功名といったようなプラスの変化もありました。

その中でも大きな変化となったのが保護者とのコミュニケーション方法でしょう。
園内の出入りを極力減らして、園の玄関外や園庭で子どもの受け渡しをするといった感染対策を行う園が増えています。
ご家族と保育士との関わりをできるだけ減らすという対策ですが、それによって保護者と保育士のコミュニケーションがとりにくくなりました。

連絡帳への記載もお昼寝中におもちゃや遊具、保育室の消毒を行うことで最小限になってしまったり、コロナ禍の感染対策に対する自治体の対応の変化などを保護者に伝えるためのお便りや電話が増えて業務を圧迫したりと、思うようにコミュニケーションが取れない状態から保育士がストレスを抱える環境になっているという保育施設も増えているのです。

コロナ禍の保育現場で活かすICT

ICTシステムはインターネットを使ってコミュニケーションを円滑にするためのシステムです。
子どもが発熱した場合や怪我をしたとき、保護者へ連絡がとれるまで電話をかけつづけるよりも保護者ページに書き込む方が保育士の負担を減らすことができます。
連絡を受けた保護者がいつまでに迎えに行くということを保育施設に伝える際も電話を折り返すほどは手間がかかりません。

保育園のお知らせや園のおたよりなども保護者に一斉送信すると保護者と保育士の対面でのやりとりの時間を減らすことができますし、連絡帳でのやりとりからご家庭でその内容を受けた会話をする機会も増え、保育士も保護者もより子どもたちと触れ合う時間が増えるでしょう。

コロナ禍でもICTシステムを利用することで業務を軽減した上で質の高い保育につなげたり、子どもと向き合う時間を多く取れたりということにつながっています。

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