保育お役立ち情報

異年齢保育の注意点

2019.4.26 保育お役立ち情報 , , ,

保育士の仕事をしていると、転職する、しないにかかわらず、「異年齢保育」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
異年齢保育とはどのようなものなのでしょうか。
異年齢保育の注意点をご紹介します。

■異年齢保育ではしっかりとした指導計画を定める
同年齢保育では発達の状況が似た子どもたちだけでの活動となるので、保育内容は統一しやすいでしょう。
しかし、異年齢保育では違った年齢・発達の子どもたちが集まるので、指導計画・設定する活動の内容を工夫する必要があります。
年少児に合わせた活動の時間配分をして、必要以上のよゆうある準備をしておくことが大切です。
実際に異年齢保育を実践して、運動遊びも制作や楽器遊びなども日々の子どもたちの状況や様子をみながら計画を見直したり再調整したりすることが求められます。
異年齢保育を担当する先生だけでなく、園全体で子どもたちの成長を見守る姿勢が必要です。

■異年齢保育ではいっそう安全面に気を配る
年長の子が年少の子をお世話すると言っても、年齢は1つか2つくらいしか変わりません。
子ども本人がやる気いっぱいで地震に満ちていても、注意が必要です。
例えば外遊びをする場合、年長の子と年少の子ではできることがそれぞれ異なるので、それぞれの安全に気をくばる必要があるでしょう。
また、お世話をする場合も注意が必要です。年上の子は小さな子を抱っこしたいと思うもの。しかし、赤ちゃんを抱っこするだけでも転落や転倒危険性があります。
異年齢保育で年上の子が年下の子をお世話する際にはいつも以上に保育士の見守りが必要です。

■異年齢保育では働きかけに注意する
異年齢保育を行う場合、年少の子に合わせて指導計画や保育の内容を設定しているので、年長の子にとってはつまらなく感じることもあります。
自分でやりたい年齢の子は、お世話したい年長の子をうっとおしく思うこともあるでしょう。
せっかくの異年齢保育なのに、そうなってくると同年齢同士で固まってしまうことも。
助けを必要としている年少の子へのお手伝いを頼むなど、異年齢同士でもかかわりを楽しめるように保育士の働きかけが大切です。
また、障害児や発達などに配慮が必要なお子さんがいる場合も、異年齢保育による環境の変化に不安を与えないように先に伝えておいたり、安心して関われる保育士をそばにおいたりと対策が必要になります。

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